せくしょん 4 座右の銘 病気の研究論文として代表的なもの
セクション4は、「はじめに」というイントロ的なものがメイン。
西原の “ 座右の銘 ” も掲載した。
『生涯一研修医』
『偶然は、忍耐と努力とが織り成す必然である』
『♪ ピンチ ピンチ、チャンス チャンス、ラン、ラン、ラン!』
前半に大きく載せている雑誌は「KOLBEN(コルベン)」といって、以
前、製薬メーカーの富山化学から発行されていたもの(今はもうないと
思う)。在宅訪問診療、在宅(家庭)介護などの現場での実態はどうなの
か、あるいは今後“超高齢化社会”を迎えるにあたっての様々な問題点
等についてインタビュー取材を受けた。
このなかで野口英世について触れている部分を、大きな文字にして一部掲載してみよう。
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---ところで、先生が医者になろうと思われたのは?
西原 これが非常に“おめでたい話”で(笑)。6歳のとき、『小学一年生』という雑誌に載っていた野口英世の伝記を読んで感動したんですね。医学上の功績と、医療の光が届かないところに自ら出かけて行ったというところに。そして、その日のうちに「医者になろう!」と決心しちゃったわけですよ。
ところが後(のち)によく調べてみると、野口英世には、たいした業績らしい業績はないんですね。「黄熱」の病原体も結局つきとめることはできなかった(間違いだった)し、アメリカへ渡るための資金ほしさに結婚サギまがいのことをしたり・・・なんてこともあったりして、伝記は美化・偶像・虚像の部分が大きかったわけです。それを知ったときには非常にガッカリしましたけれども、逆に、別の意味で“人間・野口”というものが好きになりましたね。
後半にもうひとつ載せてある医学雑誌の記事はオリンパスが発行して
いた学術誌。当時、卒後3年程度であった私が香川医大の初代教授、
西岡幹夫教授と肩を並べて論文の筆者となっていることは、今考えて
もスゴイことだと思う。ずっと大切に持っている。
ちなみに、
棟方志功(むなかたしこう)が画家を目指そうと思ったときの言葉は「わだばゴッホになる」
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西原が医師を目指そうと思ったときの気持ちは …「わだば野口になる」
(棟方が、俺はゴッホになるんだ!と言った時の気持ちが、
西原にはとてもよく分かる)
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(エンディングノート)
テーマ:明るく前向きな終活
コンセプト:「こいつアホか」と思って頂けるような内容
“賛否両論”のオンパレード
セクション1~18までの 18本あります けっこう評判 !!
セクション4はココ ←クリック!
<病気に関する研究論文として代表的なもの>
「Castlemanリンパ腫様組織像を呈する系統的リンパ節腫脹を伴った不明熱の1例」
MEDICAL POSTGRADUATES:Vol.27 No.6(1989,11)
・・・FUO(不明熱)を呈する得体の知れない症例を経験・治療し、考察を加えて報告した。
→ 現在この疾患は、国の「指定難病」の1つ「キャッスルマン病」として指定を 受けている。
クリック → セクション10 セクション9
「胆嚢癌肉腫の1例」 胆と膵:Vol.11 No.5(1990,5)
たんのうがんにくしゅ
・・・世界で32例めの報告。海外の数多くの論文(Zhang et al.Race and Tumor Size in Carcinosarcoma of the Gollbladderなど)に引用されている。
クリック → セクション10 せくしょん10 「特殊な疾患による糖尿病―症例を中心として―Laurence-Moon-Biedl症候群」
Diabetes Frontier:Vol.4 No.2(1993,4)
・・・メディカルレビュー社が二次性糖尿病の特集を組もうとして、Laurence-Moon-
Biedl症候群について症例を2例挙げて解説できる執筆者を探したところ、全国で
西原しかいないことが分かり執筆依頼あり。
クリック → セクション11
「当院における最近5年間の異常新生児について」 周産期医学:Vol.12 No.3(1982,3)
・・・いわゆる“未熟児”、「低出生体重児」はAFD(在胎期間に見合うだけの体重に成長している)とSFD(在胎期間に比して体重が不十分)とに分けられ、さまざまな面でSFDにおいてのリスクが高いとみられていたが、AFDすなわち早産未熟児においてRDS(呼吸窮迫症候群)や未熟児網膜症のリスクがはるかに
高く、早産を防ぐことこそがRDS、未熟児網膜症、ひいては周産期死亡を減少させることに直結する
ということを自験例から確証した。
クリック → セクション5 せくしょん9 高く、早産を防ぐことこそがRDS、未熟児網膜症、ひいては周産期死亡を減少させることに直結する
ということを自験例から確証した。
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